おはようございます!
今日は今、米国市場で問題になっている債務上限問題について、自分の勉強も兼ねて書いてみようと思います。
まず、債務上限問題とは何かと言うところですが、米国政府は国債を発行して資金を調達しています。しかし、国債の発行には上限があり、それが債務上限です。債務上限に達すると、政府は国債を発行できなくなり、デフォルト(債務不履行)に陥ることになります。これが債務上限問題です。
債務上限問題は、過去にも何度か発生しています。2011年には、債務上限問題が原因で政府機関の閉鎖が発生しました。2013年にも、債務上限問題が原因で市場が混乱しました。
債務上限は、政府の財政規律を守るために設定されています。しかし、債務上限が厳しすぎると、政府の政策運営が制約されてしまいます。そのため、債務上限を無条件に引き上げるのではなく、一定の財政規律を守った上で引き上げる必要があります。
現在の米国の債務残高は31兆ドルを超えており、債務上限は2023年1月19日にすでに法定上限に達しています。そのため、米国政府は2023年6月1日までに債務上限を引き上げなければ、デフォルトに陥ることになります。
しかし、米国議会では現在、債務上限の引き上げを巡って与野党の対立が続いています。共和党は、債務上限に対応する条件として、厳しい歳出削減を求めていますが、バイデン政権は、歳出削減を伴わない無条件の債務上限引き上げを目指しています。
与野党の対立が解消されず、債務上限が引き上げられなければ、米国政府は6月1日にデフォルトに陥ることになります。デフォルトは米国経済と世界経済に大きな影響を及ぼすため、与野党は早急に解決策を見いだす必要があります。
毎回この与野党の対立は発生して、債務上限を引き上げてきているので、恐らく共和党もしくは、バイデン政権がどちらかが、相手の意見に歩み寄って引き上げられるとは思いますが、話し合いが平行線を辿っていることが今現在の市場の不安につながっています。
また、現状として、10年国債のショートポジションが積み上がってる状態にあるので、債務上限問題が解決に向かえば、ショートカバーが発生して、国債が買われて金利が下がる可能性があります。その為、短期的には株価が上に行く要素になるかなと思います。
ということで、今日は債務上限問題について調べて書いて見ました。参考にして頂けたら幸いです!
はい!本日は以上です!!